※個人の感想です

ギャンブル生活者であるメタボ教授が働かずに生きて行く様子を伝えるブログ

ツイッターが生き残るために取るべき改善策

動画サービスVineを終了させたり、身売り報道が出ているなど窮地に立たされていると噂のツイッター社。

何が起きているのでしょうか。

 

本題に入る前にまずは収益状況を確認しておきます。

www.garbagenews.net

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グラフの動向からも分かるように、売上高は累乗的に増加する一方、営業利益率はマイナス圏のまま。つまりツイッター社は本業の上では赤字を計上し続けている。

累積赤字(Accumulated deficit)は2016年9月末時点で23億8329万6000ドル(約2507億円、1ドル105.19円で換算)にのぼっている。無論グラフの動きを見れば分かる通り、収益状況はともあれ売上は上昇し続けており、上場で得た資金を用いて各種投資をした上で、さらなる規模の拡大と収益改善を図る目論見のようだ。ただしその状況が経営陣が想定しているほど進展はしておらず、苦悩のさなかにある、さらにその経営陣自身をはじめとした中核メンバーが入れ替わる事態が生じていることは、昨今しばしば漏れ伝わっている。

 

IT系の企業は研究開発費やPR費を赤字になるレベルで使いつつ、資金調達を繰り返しながら成長していく企業が多いです。

そのため赤字だからと言って危機的な状況ではありません。

ただ、そういうビジネスモデルなのにユーザーの伸びが鈍化しているのが問題となっています。

こうなると研究開発費やPR費を削って黒字化するのもアリですが、問題は別の所に潜んでいるようです。

 

収益化が難しい

先日こういう記事を見ました。

注目する部分はこの部分です。 

 それにツイッターは海外ではヘイトコンテンツが多いと認知されているのも、広告が集まりにくくなり、収益につながらなかったポイントです。日本での2ちゃんねるのように、海外では匿名で好き勝手なことを言いたい放題つぶやく場所という使われ方をされており、さらにはISのようなテロ組織のアカウントも存在していてイメージが悪すぎる。そのため、スポンサーもなかなか広告を入れづらい、というのが実情なのでしょう。

 ディズニーが買収から撤退したのは、そういったヘイトコンテンツの多さをネガティブな材料として見過ごせなかったからだ、といわれています。セールスフォースも企業向けの商品を販売しているお堅い企業ですから、好き勝手に匿名で情報を発信できるツイッターを本腰を入れて買収しようとまでは思っていなかったのではないかと推測しています。

 

 確かに広告を出す側からすれば
そうなりますよね。

収益化においてツイッターよりフェイスブックに分がありそうです。

ただ、この両者をSNSの競合として考えるのは間違いだと考えています。

 

ツイッターはSNSでは無い

鍵垢使って身内にしか見えないようにしているユーザーは少数です。

僕のフォロワーの中にリアルな知り合いは1人も居ないと思います。

個人的にはツイッターで他のユーザーさんと会話するのは2の次で、ツイッターを眺める時間の方が長いです。

ツイッターは情報収集ツールとしてかなり優秀だと思います。

諸外国はどうか解りませんが、日本ではグーグルの検索結果がまだまだ十分じゃないのでツイッターを使って調べる人も多いはずです。

僕の専門分野だとグーグルで検索した時に正しい答えが書かれている記事が10位以下にあって、答えとは関係ない記事が上位を占めているケースも珍しくありません。

一方でツイッターの検索はアンテナサイトのスパムをある程度弾いてくれますし、SEO対策みたいなものが進んでないのでグーグルで検索するより知りたい情報が手に入りやすいです。

更に業界のオーソリティーやその分野のヘビーユーザーをフォローしておけば、彼らのツイートやリツイートで有用な情報が流れてきます。

 

よく

「ツイッターは140文字制限を解除した方がいいのでは?」

という意見を目にしますが、基本的には反対です。

英語は短く伝えるのが難しい言語なので緩和してもいいと思いますが、日本語は140文字もあれば十分だと思います。 

一方でグーグルの検索で上位表示されたサイトは無意味に文字数が多く、有用な情報を探すのに苦労して、結局見つからない事もあるわけです。

情報収集の利便性を考えれば、文字数は短かければ短い程いいに決まっています。

 

ツイッターが生き残る道はSNSの機能というよりもメディアとしての役割にあるはずです。

写真ありきのインスタグラムや実名登録で表面上の事しか書けないフェイスブックとは比較の対象になりません。

ゴミみたいなニュースサイトやキュレーションサイトに変わる役割をツイッターが担えば、PV数は伸び続けるはずです。

 

そのため「ツイッター検索」や「タイムラインの向上」が今後生き残る鍵となるでしょう。

例えばブロックやミュートを1クリック(1タップ)で出来るようにすべきです。

アフィ目的アカウントのつぶやきを見るとブロックかミュートしたくなるわけですが、現在は3クリック以上かかります。

1クリックで除去出来るようになれば、沢山のユーザーがその機能を使うはずなので、データの蓄積により有用なアカウントの判別が可能となるはずです。

有用な情報を発信するユーザーを優遇して囲い込めば、ツイッターはこれからも伸び続けるでしょう(少なくとも日本では)。