※個人の感想です

ギャンブル生活者であるメタボ教授が働かずに生きて行く様子を伝えるブログ

天気予報の精度って何時になったら上がるの?

昨日こういう記事が話題となっていました。

qiita.com

上記リンクより転載

IoT時代になり、様々な場所にセンサーが仕込まれ、相互に流通してビッグデータがうんたらかんたら。。。

という文脈で、安い温度センサーで気温を測ってグラフ化してホームページに公開してみましょうみたいな話がよくあると思います。

しかーし! そんなことをすると気象庁から怒られる場合がある、というお話をします。

気象庁のサイトにこんなページがあります。
気象観測施設の届出・気象測器の検定 これによると、 政府機関または地方公共団体が気象観測を行う場合(研究や教育のための観測を除く)、又はそれ以外の方が観測の成果を発表するため、 あるいは災害の防止に利用することを目的として気象観測を行う場合には、技術上の基準に従って行い、気象観測施設設置の届出を気象庁長官に行うことが義務付けられています

(気象業務法第6条) だそうです。

個人がホームページに公開するのは「それ以外の方」が「観測の成果を発表」することに当たります。

よくある質問集 にも
Q.個人で気象観測を行った観測値を自分のホームページで公開してもよいでしょうか
A.ホームページでの公開は、成果の発表にあたりますので、届出が必要です。
また、その場合には技術上の基準に従った観測を行い、検定に合格した気象測器を使用する必要があります。
と書いてあります。
「検定に合格した気象測器」というのが天下り感のあるプライスでして、簡単に言うとクソ高いです。

まあ利権の匂いしかしないわけですね。

天気予報の精度が低くて困っている

僕自身はいくつかブログを運営していて、その内の1つに競馬ブログがあります。

メインの記事は「週末のメインレースの予想」です。


ブログ運営目的はSEOの研究とアドセンス収入なので、予想を当てるメリットは特にありません(・∀・)。

ただ『ギャンブル生活者』を名乗っている以上、あまりに手抜き予想をするとアレなので、「前日予想」「メインレース縛り」という2つの制約の中で、本気を出しています。

 

競馬というのは2000M走っても、0.1秒とか0.2秒の差で勝ち負けが決まるレースです。

ギャンブルという性質がある以上、能力が似通った馬同士でレースが組まれる事に起因します。

そのためレース当日に雨が降ると、晴れで行われるレースと全く違う結果になるのが競馬です。

 

レース前日に予想をUPするので、記事を書く前に翌日の天気予報を確認するのですが、これがまあビックリするくらい当たりません

天気予報が外れると僕の馬券の予想は100%外れます。

逆にそれくらいの精度で予想しているつもりです。

 

ここ3ヶ月~4ヶ月くらい週末になるとよく雨が絡みました。

予想を外しすぎるのも恥ずかしいので、精度が高い天気予報を探しているのですが、一向に見つからないです。

 

昔見た映画だと2015年には「秒単位で天気予報が当たる」事になっていたのですが、

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郵政省も気象庁も全く進化していません。

一般人が天気を予想してはいけない理由

「防災上の問題がある」となっています。

「気象予報士」制度を考えるより引用

気象予報士制度は、1980~90年代の規制緩和の流れを受けて始まりました。
それまでは国(気象庁)以外は広く一般向けの天気予報を発表してはいけないことになっていましたが、いわゆる「天気予報の自由化」により、1995年5月以降、民間気象会社による天気予報の発表が解禁されたのです。

なぜ天気予報が規制されていたのか、と感じる向きも多いでしょう。
天気予報は日々の生活を支援する情報という役割も大きいですが、何より第一の使命は「防災・減災」です。
根拠のないデタラメな予報が広く世間に出回ってしまうと、それを信じて山に登って遭難したり、海に漁に出て大嵐に巻き込まれたりなど、国民生活に大きな混乱をきたすことが心配されます。

そのため、独自に天気予報を公表することが禁じられていた、というわけなのです。
気象予報士試験の合格率推移。
回毎の変動はあるが、近年は5%前後で推移している。

気象予報士試験の合格率推移。回毎の変動はあるが、近年は5%前後で推移している。
それが規制緩和を受けて、国がお墨付きを与えた国家資格「気象予報士」を持つ専門家が天気現象の予想を行うのであれば、予め気象庁に届け出たうえで「予報」を発表することを許可する、となったのです。
気象庁の案内によれば、「技術的な裏付けの無い予報が社会に発表され、混乱をもたらすことを防ぐ必要があるため」、気象予報士の資格制度が運用されています。
 
 確かに占い師が天気予報を出してきても、扱いに困ります。
 

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ただ、今の天気予報の精度も 『国民生活に大きな混乱をきたす』レベルです。

 

気象予報士という資格を作ったのなら、天気を発表する時は予報担当者の名前を全て公表するように法律を変えるべきでしょう。

 

まずは公開される予報に責任を持つことが精度向上への第一歩です。

そこが出来てないから、いつまで経っても進歩しないのだと思います。